ビジネス上は男性も女性も関係ありませんが、起業するにあたって「女性だからできた」ということがあるように思えます。女性が起業する際のアイデア探しや成功について考えてみました。
女性の起業の事例
過去の経験を活かした事例
女性の場合、結婚して妊娠すると産休に入ります。それを機に一旦退職して主婦になり、子育てが一段落してから起業するというケースが有ります。この場合に多いのが、会社員時代に培った経験や人脈を活かして起業するというケースです。
本来であれば会社に戻れればいいのですが、残念ながら、日本では復職するというのはあまり認められません。そのため、選択の余地なく起業するというケースもあるようです。もちろん、そうしたネガティブな要素ではない人もいらっしゃいます。着実に実績を積み、会社内で事業を成功させて、晴れて起業という成功例もたくさんあります。
スキルを活かした事例
どこかのタイミングで取得した資格を活かしたり、持っているスキルを活かして起業するというケースです。会社員とは異なり、時間的な拘束を受けないし、自宅を事務所として使用することもできるので、シングルマザーで子供を育てながら事業を行うという人も多いようです。
ただし、何かしらの資格であったりスキルを持っていることが条件となるので、誰もが簡単に出来る起業形態でありません。
不便の解消をビジネスにした事例
主婦をしていると日常的に不便に感じたりすることがあるようです。そうした不便さを解消できるアイデア商品などを販売することで起業するという事例です。
アイデア商品など思いついたものを自分自身で商品化して販売するというのは難しいので、外部の力も頼りながらということになります。発明学会のようにアイデアを形にすることをサポートしてくれる機関もありますので、まずはこうした機関を頼りながらの起業になると思われます。
趣味から起業した事例
自分の趣味が高じて起業したというケースも有ります。フラワーアレンジメント、料理、手芸などなど、その道を極めて教室を開いたり出版したりなどの方法で起業するのです。
最初は友人などに教えてあげるところからスタートして、人気が出れば、広く集客するというのもいいでしょう。自分の都合で教室を開くことができるので、家庭と両立することも可能です。
副業として起業した事例
家庭で主婦をしながら副業で起業するというケースです。古くは内職から、最近はネットを活用して素材写真を撮って販売したり、アフィリエイトなども人気です。また、副業というのとは少し異なりますが、FXや株など投資で利益を上げている人もいらっしゃいます。
インターネットを活用した副業は探すとたくさん見つかります。大きく稼ぐことは難しいかもしれませんが、元手はかからないし、投資などを除けば失敗した時の代償はほとんどありません。
起業するにあたってのアイデアも必要ありません。インターネットだけで事業が始められます。お小遣いや家計の足し程度であれば、十分に成功できる可能性が誰にでもあります。
家庭との両立・家族の理解
特に、一旦主婦になられた方などは起業するとなると家族からの理解が不可欠です。今まで家事に費やしていた時間が取れなくなることもあるので、夫や子供の協力であったり、場合によっては両親の協力が必要になるかもしれません。
また、うまく行き過ぎると、今度は夫からの嫉妬を受ける可能性もあります。いろいろなことをオープンに話し合い(もしくは徹底的に隠したり・・・)、家族の理解が得られるような起業を目指しましょう。
ぶっちゃけ儲かるか?
儲かっている人はたくさんいますが、みなさんが儲かるわけではありません。個人によって儲かる儲からないの基準も違います。ただ、いろいろな話を聞いているとうまくいっている人には特徴があるようです。それは「無理をしない」ということです。今の自分の延長で起業するというスタンスで小さく始めれば、失敗のリスクを最小限に抑えることができます。
ただし、当然ですが、経営やマネジメントのスキルは身につけていく必要があります。お金が発生する以上、趣味の延長という考え方はNGです。無料に友人に教えていたのと、お金をもらって教室を開くのでは、意味が全く違います。そうした切り換えはしっかり行いましょう。
そして、小さく始めて徐々に大きくしていく。これができればいつの間にか儲かっているという実感が湧いてくるのではないでしょうか。
いずれにしろ大事なのは「事業計画」
小さく始めて大きくしていくというのを奨励していますが、いずれにしろ大事なのは事業計画です。3~5年のビジョンを持って、1年間の事業計画を立てて、アクションプランを考え、プラン通りに事業を進めていくのです。
これをしっかりやっておけば、ブレることがありません。起業直後などは、お金にならないことに時間を費やしてしまったり、本来はやるべきではないことに手を出してしまったりしがちです。自分の目標に向かってしっかりと行動していくためにも、まずは事業計画をきちんと立てましょう。
起業するのであれば事業計画を立てるのは必須ですよ。
まとめ
女性だからどうこうというのは少し違う気もしていたのですが、まとめているうちに、女性ならではの起業もあるのかもしれないと改めました。女性ならではのコミュニティにビジネスチャンスがあったり、家事を行っていて感じる不便さから起業したというケースなどはやはり女性特有のものです。
女性ならではのアイデアで、ぜひあなただけの起業を成功させてください。